ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



「マイ・ブルー・ヘブン」

   小路幸也(集英社文庫)

「東京バンドワゴンシリーズ」第4作目にして、番外編。
このシリーズの語り手であるサチさんの、娘時代のお話です。
時は終戦直後。東京にて華族の娘である咲智子は、父親から、
ある重要な文書が入った箱を託されます。
それを狙う人々に誘拐されそうになったところを救い出したのが
古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家の長男の、勘一でした。
堀田家に出入りする個性の強い人達に守られ、敵に連れ去られた両親を
救い出すために奮闘しながら、咲智子と堀田家の人々は
絆を深めていくのでした。

この物語をひと言で言うならば、現在「東京バンドワゴン」の店主を務める勘一とサチの
出会いの物語なのですが、ふたりを取り巻く下町の義理人情がぎっしり詰まっていて、
ほのぼのとした気分で読むことができました。



1月23日(木)22:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

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