ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



「ゆれる」

   西川美和(ポプラ文庫)

故郷で家業を継いだ兄。そしてそれとは正反対に都会で自由奔放に暮らす弟。
その間で揺れ動く、幼なじみの智恵子。
三人の感情を中心に、親子、兄弟間の確執や、愛と憎悪が
次第に浮き彫りにされていく物語です。

多くの小説を読んでいると時々、この本と出会えて良かった、と
思うことがありますが、この「ゆれる」もそうでした。
決して明るい内容ではないし、後味が良いわけではないけれど、
それぞれの心理描写がリアルで、力作だと思いました。
この作家自ら監督をつとめた映画も評判が良いようなので、
いつか観てみたい、と思いました。

=====

ずっと体調悪い状態が続いています。
こんな時は梅干しがやけに美味しいです。
てか、食べるもの全部が美味しく感じるので、自分はまだ大丈夫だ、と
思うことにします。

明日は久しぶりに晴れるようなので、散歩がしたいです。



3月18日(木)23:57 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

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コメント

 1: きもちよいおさんぽが

できたかなできてるといいなー

後味のよくない本でも(出会えてよかった~)と思えるずずちゃんは本当の読書家だわ~!


 by ゆーこりん | 3月20日(土)10:53

 2: ぐすん。

>ゆーこりん、
残念ながら、昨日も体調がよくなくて、散歩はできませんでした。
今日は、だいぶ良くなってきましたが、大事とって家で
過ごしました。

ハッピーエンドではなくても、文章に魅力があると
良い本と出会った、と思えるのです。
日本語の持つ力を最大限に引き出したような、そんな
小説でした。


 by ずず@管理人 | 3月20日(土)22:38


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