ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



「ジョーカー」藤堂志津子

   (講談社文庫)

家族思いの父親、美人の母親、そして優しい姉に囲まれ、
一見、平和そうにみえる家庭に育った万穂子は、実は心の中に大きな鬱屈をかかえ、
いつも誰かに傷つけられ、それでも自分を見失わずに生きていきます。
万穂子の人生を19歳、27歳、32歳と、三つの世代に分けて、
その成長ぶりをきっちりと描いているところも、読み応えのあるところです。

この小説は大分前に買ってあったのですが、すぐに読まなかったことを
後悔するくらい、面白い小説でした。
恋愛小説なのに、ミステリーの要素も含まれていて、ドキドキわくわくしながら
読めました。
藤堂さんは巧いスね!
そして、クールに自分の感情を押し殺して生きている万穂子に、
どうにか幸せになって欲しい、と願う読者の気持ちに応える様な
ホッとするラストにも脱帽です。

=====

ここしばらく、腰痛に悩まされています。
こんな時は安静にしてた方がいいのか、動いた方がいいのか、悩みます。
けれど筋肉は使わないとどんどん衰えるので、やはり動いた方が
いいのでしょうねぇ。
サラリーマンネオ体操でもしましょうか。。。



6月23日(月)10:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

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