ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2008年6月を表示

「最終便に間に合えば」林真理子

   (文春文庫)

直木賞を受賞したタイトル作と「京都まで」を含む、五篇からなる短編集です。

前にも書いたのですが、林さんは女心の裏側の描写がすごく巧いと思います。
この作品でも、これでもかというくらいに「裏側」を露呈しています。
こういう作品を読むと、男の人達は女の人が恐くならないかな?と
心配になってしまうのですが、林さんの作品は男性の読者も多いそうで、
それは女心を知りたい、という人が、それだけ多いのかなぁとも思いました。

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さっき、外から帰ってきたネコのからだが濡れていたので
雨が降っていることに気付き、しばらく窓を開けて雨の音に聞き入っていました。

しとしとしと。。。。。

この程度の雨の音は、気持ちが落ち着きます。

どしゃぶり雨はいただけませんね。



6月5日(木)21:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「ちいさな幸福」角田光代

   (講談社文庫)

角田さんが、読者アンケート「最も印象に残ってるデート」を参考に書いた
12編の恋物語。
「恋」といっても両思いに限らず、片思いだったり、あるいは
恋なのかどうか自分さえもよくわからない淡い思いだったり、
「デート」とはいっても、ただちょっと気の合う男の子と学校の帰り道が一緒で、
途中に寄った河原で日が暮れるまでおしゃべりしてた、とか、
意外と、恋人として付き合ってた人のことより、そんな何気ない風景の方が
かえって強烈な印象として残ってたりするもので、本を読みながら、
うん、わかる、わかる、とうなずいてしまいました。

そういえば、ある俳優さんは「付き合わずに終わった人の方が、
よく思い出してしまいます。」と言ってたっけ。。。

こんな、何気ないけど、思い出すとキューンとなってしまうようなお話を、
角田さんは、また機会があれば書いてみたいそうで、ぜひ、
お願いしたい限りです。

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この前の日曜日に次男の友達が3人、遊びに来たのですが、
そのうちの一人がネコアレルギーだったらしく、うちのニャー達が近づいたら
くしゃみと鼻水が止まらなくなって、あげくの果ては鼻血まで
出してしまいました。
その子は帰り際、「ここにはもう二度と来ないと思うよ。」と言ってたけど、
その子はもちろん、ニャー達にも、誰にも罪はないのよね。

なんだか、悲しいなぁ。。。



6月3日(火)15:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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