ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2007年11月を表示

T沢さんの言葉

昨日、市民吹奏楽団の定期演奏会に行ってきました。

知らない曲も多かったけど、ちょっとリズムが変わっていたり、
明るくて覚えやすい曲調だったりしたので、退屈せずにすみました。

知らない曲ばかりだと、眠くなってしまうのですが、今回は
全然眠くならずに、最後まで楽しめました。


曲目の中に「新潟市民歌」があったのですが、この曲には、かなり
思い入れがあるので、じ~んときてしまいました。

この歌を作曲したT沢弘子さんという方とは、以前、フルート教室で
ご一緒したことがあります。

市民歌を作曲するくらいですから、すごい人なのでしょうが、
ちっとも偉ぶった感じなどなく、発表会の打ち上げの時に、たまたま
同じテーブルに座った私に、気さくに色々話しかけてくださいました。

T沢さんはビールを美味しそうに飲みながら、梅干の美味しい漬け方など、
いかにも主婦っぽい話をしていた時、ふと何気なく、

「私ね、もうすぐ死ぬのよ。」と言うのです。

何かの冗談かと思ったら、そうではなく、
以前大病を患って入院していたことがあり、
一旦は元気になったのですが、その病気がどうも再発したらしく、
再発した場合は、治る確率が非常に低いので、多分、長生きは
できないだろう、ということでした。

何故、ほとんど初対面に近い私に、そのような重大な話をしたのか
わからず、二次会の時に、T沢さんと付き合いの長いフルートの先生に
その話を聞いてもらうと、

「彼女はね、大勢の人にそのことを話してるけど、そうすることによって
自分自身に喝を入れたいのだと思うよ。前向きな人だからね。」
と言うのです。

そのことプラス、私が思うには、ひとりでも多くの人に、
自分のことを覚えていてもらいたかったのではないでしょうか。
そんな気がしてならないのです。


「私には時間がないのよ。だからね、今のうちにやりたいこと、
何でもやっておくの。あなたもね、子育てとか色々大変だろうけど、
やりたいことは、やっておかなきゃダメよ。」

あの時、T沢さんに言われた言葉が、その後の自分にとって
どれだけ励みになったか、わかりません。

もうT沢さんはこの世にはいないけど、お話することも、
お礼を言うこともできないけど、T沢さんに言われた言葉は、
ずっとずっと私の心の中で生きています。

音楽文化会館の近くにT沢さんの記念碑が建てられているそうです。

今度、見に行こうと思います。



11月12日(月)17:24 | トラックバック(0) | コメント(2) | 音楽 | 管理

嫌味を言われるよりお説教された方がマシだと気付いた

今日は実家のオトンの命日なので、お墓参りに出掛けてきました。

お墓参りのあとは実家へ。

いつも実家に寄るのは覚悟がいるのです。

なんせオカンにとって私はいくつになっても子どもなので、
なにかと説教されるワケです。

もういい加減、オバサンになった娘に対して、お説教はいかがなものかと
思うのですが、そうはいかないらしいのです。

今までも、髪の色が赤すぎるとか、長すぎるとか、
女らしくないとか、母親としての自覚がたりないとか、色々言われてきたの
ですが、

今日も、子ども達の前で下品な発言が多すぎる、と言われてしまいました。
しかし、お説教されているうちは、まだ良かったのです。

次にでてきた言葉が、

「あら、アンタ、太ったんじゃないの?太もも、ぱつんぱつんじゃない!」
「ちょっと、お姉ちゃん見てよ~!ほらほら!ズズ子ったらジーパン、
ぱつんぱつん!ぎゃはは!」

さらに、

「私なんか、最近やせちゃってさ~、穿けなくなってたズボンや
スカートが穿けるようになったのよ~!」と。

嫌味だ~!イヤミだ~!イヤミざんす!そうざんす!

お説教されてた方がまだマシでした。

最近、手持ちのズボンやスカートがどんどん穿けなくなってるワタクシ。
お墓参りの時にも「お父さん、ガリガリだった私がこんなにデブに
なっちゃいました。」と報告するハメになったし。

マジで、ダイエットしよう。



11月10日(土)21:41 | トラックバック(0) | コメント(2) | 美容・コスメ | 管理

脱・憂鬱の波

ここ数日、夕方になると憂鬱で憂鬱でどうしようもなくなる状態が
続いていました。

要するに、夕御飯の支度をするのが面倒くさいということなんですが。

この憂鬱の波は時々おとずれて、私を悩ませます。

そしてその時期は、やがては夕方だけでなく、一日中、やる気が
何もかも失せてしまうのです。
ボ~ッとして、自分で自分が何をやろうとしているのか、わけが
わからなくなり、気が付くとネコを相手にキティちゃんの絵を見せて

「これは、キティちゃん。キミは生キティちゃん。」などと
アホなことぬかしてたりします。

しかし、この話(夕方に憂鬱になること)を友人達にすると、
意外にも「自分も時々そうなる。」という人が多いのです。

そして、その友人のひとりに「朝、夕飯に作るものを決めておくと楽だよ。」
と言われて、そのようにしたら、

全然、憂鬱にならないのです。

それがわかったら、随分気持ちが軽くなりました。

今日はあまりに軽くなったので、電車に乗ってジュンク堂書店に出掛けて
「ピアノの森」のコミックスを買いました。

ついに買ってしまいました。。。

けれど、これでしばらくゴキゲンでいられるなら、安いものです。

・・・安いものだと思おう。



11月7日(水)22:14 | トラックバック(0) | コメント(2) | まんが・アニメ | 管理

すぐそこにある希望

 村上龍(KKベストセラーズ)

本屋さんでこの本を手にとった時、社会風刺や政治批判している内容なので
社会情勢にまるで疎い私は、勉強のために読んでみることにしました。

どれくらい疎いかというと、「アフリカ」と聞くと、上半身裸で
腰みの付けた人がヤリをって「ホッホッホ~ッ!」と言ってる場面しか
思い浮かばないのです。
(アフリカの皆様、ごめんなさい!)

世帯主にこの話をしたら、「新聞くらい、ちゃんと読め!バカ!」と
怒られました。

そんなワケで、この本を読んでみましたが、なかなか良い勉強には
なったのではないかと思われます。

けれど、社会情勢に詳しい人が読んだら、もっと楽しめる内容だと
思いました。

やはり、いつでも勉強は大事ですね。
これからはできるだけ新聞を読むことにします。

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昨日、社会人だけで組まれたロックバンドの練習に、
唯一、高校生で参加させてもらった長男は、非常に良い顔をして
家に帰ってきました。

アマチュアと言えども社会人のバンドは、キャリアも実力も
相当なものだったらしく、良い刺激を受けたそうです。

ここのところ学校から帰ってきても「どよよ~ん」とした顔しか
見せていなかったし、口を開けば愚痴ばかりだったので、
少しホッとしました。

好きなことをしてる時は、誰でも顔つきが違ってくるものですね。

それにしてもバンドのメンバーはイケメン揃いだったらしい。
気になります。。。



11月4日(日)10:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

ホームレス中学生

 田村裕(ワニブックス)

お笑いコンビ「麒麟」の田村裕の自叙伝です。

中学2年生の一学期の終業式があった日、家に帰ると玄関に「差し押さえ」
の札が貼ってありました。
後から帰ってきたお兄さん、お姉さんと共に家に入れずにオロオロしていると
お父さんが現れて、突然の解散宣言をして、どこかへ逃げ去っていきます。

そこから田村少年の過酷な日々が始まります。

単なる興味本位でこの本を読んだのですが、奥が深くて色々と
考えさせられました。

すっかり忘れ去られていた、大切な何かを思い出させてもらった気持ちに
なりました。

モノが豊かになっても、心がちっとも豊かにならない、若い人達に
読んで欲しい、と思いました。

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気がつけば、もう11月です。(昨日からですが。)

今年も残すところ、あと2ヶ月。

そろそろ大掃除や、年賀状の準備にとりかからなければなりません。

そして長男の進路のことや、自分自身の音楽活動のことや、
小栗旬のことなど、考えなければならないことが沢山あります。
(小栗旬て。。。)

あと2ヶ月しかない、と思うと焦ってしまいますが、できるだけ、
有意義に過ごしたいと思っています。



11月2日(金)16:28 | トラックバック(0) | コメント(4) | 趣味 | 管理


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