ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2007年8月を表示

死ぬほど好き

 林真理子(集英社文庫)

結婚適齢期の女の人達の心の闇を描いた八つのお話が入っている
短編集です。
林さんの小説は、きわどい描写があるものが多いのですが、
これもかなりきわどい所があります。
ですが、ただエロいだけではなく、ちゃんと考えさせられて
しまうところが、林さんのすごいところなのだと思います。

昔、大好きだったアイドル歌手に偶然出会って、
複雑な心境になる人あり、

離婚した元夫と書類上の手続きのために
何度か会っているうちに、またいい関係に戻る人あり、

海外で働く超遠距離恋愛の恋人に会いに行く人あり、

自分とはまったく異なった生活をしている人々なのに、
こんな時は、こんな心境になるのだろうな、と
うなづきながら読んでしまいました。



8月17日(金)14:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

岳物語

 椎名誠(集英社文庫)

椎名さんちのご長男、「岳君」のお話です。
両親が山登りが好きなので「岳」という名前がつけられたのに、
岳君は川くだりや釣りが好きです。

そんな岳君の日常生活が父親の目線で書かれています。
ハラハラドキドキしながらも、腕白少年の岳君を
少し距離を置いてみている、
その距離感がとても良いのです。

良いなぁと思いながらも、自分はこんな子育てはできないと思いました。
いくら信用のおける人にあずけるとはいえ、小学生の子どもを一週間も
旅に出すなんてこと、できそうもありません。

こんな過保護なところが自分のいけないところかもしれないなぁ、などと
自分のことと比べながら、楽しんで読める本でした。

椎名さんの本を読んだのは初めてでしたが、
とても読みやすい文体で、椎名さん自身にも好感もてたし、
この「岳物語」には続編もあるそうなので、
ぜひ読んでみたいと思います。



8月16日(木)21:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

テスト

テスト


8月15日(水)01:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


(2/2ページ)
最初 1 >2<