ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2007年11月を表示

探偵ガリレオ・予知夢

 東野圭吾(文春文庫)

月9ドラマでおなじみの「探偵ガリレオ」と、その続編である
「予知夢」を続けて読みました。

警視庁捜査一課の刑事さんが、常識では考えられない事件が起きた時、
いつも頼りにするのが大学時代の友人でもあり、出身大学の理工学部で
准教授を勤める湯川学です。

湯川学は独特の観察眼と物理の知識で難問を解決していきます。


私はやっぱり恋愛ものより、こういうミステリーの方が好きです。

ドラマ「ガリレオ」を観ていて面白かったので、原作も読んだのですが、
原作はドラマを上回るほど面白いです。

しかし原作には女の刑事さんがでてきません。
男の刑事さんだけです。

ドラマ的には男の刑事さんしか出てこないとなると、むさ苦しいというか、
味も素っ気もなくなるので、あえて女の刑事さんにして、しかも今が旬の
柴崎コウを抜擢したのでしょう。

そして福山雅治扮する湯川学も、個性豊かで、柴崎コウと
しょっちゅうぶつかるところが面白かったりします。

原作とかなり違うところもあって、それはちょっと・・・と
思うこともありますが、この際、ふたりのやり取りを楽しむことにして
細かいことは抜きにすることにします。



11月21日(水)22:44 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

奥さんというポジション

今日のお昼、「笑っていいとも」を観ていたら、お友達紹介のところで
電話が鳴る音が聞こえました。
「お友達紹介」のコーナーでは、電話をかけるのであって、
電話がかかってくることはなく、まして着信音が聞こえるなんて
珍しいことなので、
音声さんのミスかな?それにしてもタモさんも、ゲストの大泉洋さんも、
何事もないかのような顔で話し込んでいるので、さすがはプロだな、
これがプロの仕事なんだよな、なんてことを思っていたのです。

しばらくしたら、家の電話が鳴ったので、出てみたら世帯主からで、
私の携帯にかけたら出なかったので、家の電話にかけたそうで・・・

つまり、電話が鳴ったのはテレビの中ではなく、私の携帯でした。

私は自分の携帯の着信音にも気付かなかった大バカ野郎です。

幸い、世帯主は急いでいたらしく、携帯に出なかった理由までは
聞かれませんでした。
真実を知ったら、奥さんというポジションからはずされるかもしれないので、
「サイレンスにしてた」ということにしておきます。

=====

今日から自分に課題を与えることに決めました。
「毎日掃除をすること。」です。

毎日、家中に掃除機をかけまくる、という意味ではなく、
今日はリビング、今日は台所、今日はトイレ、といった具合に
日々、どこかしら掃除をしよう、という計画です。

こんな風に自分に課題を与えておかないと、とことん堕落して
奥さんというポジションからはずされるかもしれないので(くどい)
頑張ります。


話はちょっと反れるのですが、以前ネット友達から「トイレ掃除をすると
金運が上がる」という話を聞いて、必死に掃除したことがあります。

あまりにも頑張りすぎて、具合が悪くなって翌日から寝込んで、
しばらく出掛けられなくなったために、当然お金を使うこともなく、

「金運が上がる」とは、こういうことだったのか、と納得したことがあります。

なんともおマヌケなお話でした。



11月19日(月)16:52 | トラックバック(0) | コメント(0) | 仕事 | 管理

なにもない。

世帯主の職場の先輩で、ギターマニアで、昔からバンドを組んでいて、
50歳近くになる今もバンドを続けている人がいます。

そしてその人の大学生の息子さんもギターマニアで、やはりバンドを
組んでいて、自分達で何もかも作ったというCDを聴かせてもらいました。

歌は荒削りだけど、演奏は凄く巧くて、
詩の内容だとか、ドラムの打つリズム、ギターのフレーズなど
ひとつひとつ丁寧に聴いてたら、バンドの人達が、いかにそのアルバムを
作るのに、気持ちを込めて、真剣に取り組んでいたかがビンビンと
伝わってきて、熱いものがこみ上げてきました。

自分は最近、何かに真剣に取り組んだり、熱くなったりすることが
さっぱりないことに気付きました。

長年、何かやってることもないし。
私にはこれがある!と胸を張って言えるものが何もなくて
寂しい気持ちになってしまいました。

ほんとに、自分には何もないです。



11月18日(日)22:02 | トラックバック(0) | コメント(7) | 音楽 | 管理

値上げ

今月から食料品やガソリンなど、色んなものが値上がりしてます。
来月は灯油・ガソリン代がさらに値上がりするそうで、
貧乏人としては頭が痛い今日この頃です。

無駄な買い物をしないようにとか、電気、ガス、水道も
できるだけ節約して使おう、などと、色々考えているのですが、

そんな親心を知らずに長男は、新しいエレキギターが欲しいとか、
リードを買ってくれとか、
お金の掛かることばかり次から次へと要求してきます。

「リード」というのはクラリネットに使うものなのですが、
吹部での担当楽器がフルートなら、リードはいらなかったワケですよ。
けれどクラリネットになったがために、時々10個入り一箱2500円程の
リードを買わなければならないのです。

まあ、担当楽器がクラになったのは吹部の都合で長男のせいではないの
ですが。

まだ長男が赤ちゃんだった頃、知り合いが言ってました。
「子どもって、手がかからなくなると、お金がかかるようになるのよ。」と。

その言葉を痛感している今日この頃です。



11月17日(土)21:43 | トラックバック(0) | コメント(2) | 社会 | 管理

きみのためにできること

 村山由佳(集英社文庫)

東京で音声技師の仕事をする俊太郎には、郷里の房総に日奈子という
恋人がいます。
遠距離で、しかも仕事が忙しく、思うように会えない日々を
パソコンのメール交換をして過ごしています。

そんななか、テレビの仕事で出会った女優であり、ジャズ歌手でもある
鏡耀子という年上の女性に、惹かれていきます。

鏡耀子は道ならぬ恋に疲れ果てていて、俊太郎に助けを求めるの
ですが・・・


この、「俊太郎」という男の子が、ちょっとドジだけど、ちゃんとした
ポリシーを持っていて、誠実ですごく好感持てるキャラでした。
そして恋人の「日奈子」も物分りの良い、可愛い子なのですが、

自分はひねくれているのでしょうか。
どうもこのふたり、さわやかすぎるせいか、意地悪な気持ちに
なってしまうのです。

こんな、お互い我慢しあうだけの付き合いは長続きしないだろう、
なんて思ったり。。。

プライドが高いくせに、打たれ弱い鏡耀子の方をつい応援したくなって
しまったり。

このような感想を持ってしまうということは、自分は随分汚れてしまったのだ
なぁと、思ったのでした。



11月14日(水)21:38 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理


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