ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2011年11月29日を表示

「風待ちのひと」

   伊吹有喜(ポプラ文庫)

母親を亡くして精神状態が不安定になり、休職して母が暮らしていた街で
しばらく休養することになった須賀哲司は、やはり家族を亡くし辛い過去を持つ
福井喜美子という、ヒッチハイクをする女性と出会います。
トラックの運転手の間では、彼女を車に乗せると、その運転手は
幸運に恵まれる、という噂がとびかう喜美子なのですが、
最初の出会いも、哲司が喜美子を車に乗せたことがきっかけで、
果たして哲司は幸運を手に入れることができるのでしょうか?

前回UPした「四十九日のレシピ」を読んで、この作家さんの作風が
好きになったのですが、この作品も期待通りで、好きになりました。
主人公が関わる人達が個性豊かで温かい。
たとえ離れ離れになっても、どこかで繋がっているような、
そんな安心感を与えてくれる人間関係がとても好きになりました。

けれど、順番で言うと、こちらの作品の方が「四十九日~」よりも
先に書かれているのですよね。

どちらもすごく気に入ってしまいました
やはりハッピーエンドの小説は良いなぁ



11月29日(火)17:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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