「エブリ リトル シング」 |
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| 大村あつし(講談社文庫)
「クワガタと少年」という副題がついてます。
デパートの昆虫売り場で5本しか足のないクワガタが 他のクワガタより、うんと安く売られています。 それを見た少年が、何故そうなのかと店員に尋ねて、 「人気がないから。」と言われるのですが、少年はあえて そのクワガタを買うことにしました。 不思議に思った店員が、その際、見たものは?
塾の帰りにいつも友人の家に寄り、夕飯をご馳走になっていた少女は お金持ちの家に育った友人にコンプレックスを感じていました。 その少女に、担任の先生がアイスコーヒーを飲みながら 「大切なのはハンデを隠すことではなく、ハンデの中で精一杯 生きることだ」と教えられ、以来、先生と飲んだアイスコーヒーが 忘れられない味に。
不可能だと言われていた商談を成立させ、昇格は確実と 噂されていたにも関わらず、実際昇格したのはライバルの同僚だった。 裏で卑劣な取引があったという噂をききつけた彼女がとった行動は?
などなど、この小説は前の章にでてきた人が次の章でも でてきたりする連作短編集です。 ワイドショーでも「読者が自殺を思いとどまった」「不登校児を救った」 などと話題にもなった作品です。
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1月28日(金)22:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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