ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2011年1月20日を表示

「荒野」

   桜庭一樹(文春文庫)

「12歳 ぼくの小さな黒猫ちゃん」という副題がついてます。
作家の父親と暮らす荒野は、中学の入学式に向かう電車の扉に
セーラー服の襟をはさまれ、困っているところをひとりの少年に
救われます。
偶然にも、その少年とは同じクラスで、荒野は喜ぶのですが
荒野のフルネームを聞いた途端、少年の機嫌が悪くなってしまいます。
以来、ろくに口もきいてもらえない日々が続くのですが、
その反面、新しい友達もできて中学生生活も充実してきた頃、
突然、父親が再婚することになった、と言い出すのです。
それと同時に長年、家のことや荒野の身の回りの世話をやいてくれていた
奈々子さんが出て行くと言い、荒野は不安にかられます。
そんな、中学生の多感な時期を描いた青春ストーリーです。

桜庭さんの作品を読むのは初めてなのですが、とても読みやすかったし、
この作品も、色んな出来事に対応しきれず、おろおろしながらも
どうにか向き合おうとする、多感な女の子の健気な姿が
上手く描かれていて、好感持てました。
この作品は三部作になっていて、第二弾は来月出るそうなので、
それも楽しみです。

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先日、長男がギターの師匠と携帯で話してるのが聞こえて、

「えっ!若い?そうスか?もう48ですよ。立派なババアですよ。」と
言ってるのです。
おそらく私の噂話をしていたのでしょう。

それにしても「立派なババア」て。。。。。

私は師匠のライブをよく観に行くので、そのことで「気持ちが若い」と
師匠は言ってくれたのだと思います。
それに対して

「立派なババア」て。。。。。



いっぺん、しばいたろか。



1月20日(木)12:09 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理


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