生き物を飼うということ |
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| 自分は身体があまり丈夫ではないので、時々昼間でも横になることがあります。 しばらく眠って、目が覚めると必ずといっていいほど、ウチに3匹いるうちの どれかのネコが視界に入ってきます。 まるで心配して、そばにいてくれているようで気持ちが和みます。 そして2階に移動すると、ネコ達もいつの間にか2階に移動してるし、 2階の用事がすんで、1階に降りるとまた、わらわらとネコ達も移動します。
この感じ、なにかに似てるな、と思ったら、子ども達の小さい頃がそうでした。 洗濯物を2階のベランダに干すために、1階と2階を何往復もするのに、 いちいち腰にぶらさがるように、へばりついてきます。 階段を上り下りする時はあぶなっかしくて仕方ありませんし、 はっきりいって鬱陶しくもあるのです。
しかし、そんな風にまとわりつくのは、ほんの一時のことです。 あっという間に時は流れて、子どもは親離れしてしまいます。 離れすぎて、私なんかは「御飯作る人」くらいにしか思われてないでしょう。
特に長男は離れ方に拍車がかかり、先日も3日連続で夜遊びして帰ってきました。 たま~に、一日だけのことならともかく、3日連続はさすがにイカンやろ、 これはいっちょ親としては説教のひとつもしたらな、と手ぐすね引いて待ってると、 ヤツは何か予感がしたらしく、先手を打ってきました。
「いや~最近なんだか毎日が充実してるって感じがするんですな。ほっほっほっ。」 などと、隠居したジイサンのようなセリフを吐くので、説教する気が失せてしまい、 つい、「そうですか。それはよござんしたねぇ。」と、 これまた隠居したバアサンのような返事をしてしまったのでした。
話は逸れましたが、このように子どもがあっという間に離れたり、 色んなことがめまぐるしく変わっていく中、 ネコ達の私への態度はまるで変わらないのですが、 変わらない存在が自分の身近にある、ということは非常にありがたいことなのです。
いつもでも変わらずに、このままでいて欲しい。
そう願っても、どうあがいても、かなわないことがひとつだけあります。
人間よりもペット(わんこ、にゃんこ)の方が寿命が短いのですよね。
永久にこのまま、というわけにはいかないのです。 残念ながら。
だけど、永久ではないから、一緒にいる時間を大切にしたいし、ありがとう、大好きだよ、という言葉をいつも投げかけていたい。
こんな風に思ったのは、最近知り合いの間で飼っているわんこ、あるいは にゃんこが、病気であるとか、老齢で弱っている、という話を耳にするように なったからです。
ずっとずっと一緒にいられたらいいのに。
せめて平和で、穏やかな日々が、できるだけ長く続きますように!
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6月18日(木)15:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理
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