「赤い長靴」江國香織 |
|
| (文春文庫)
結婚して10年経つ、子どものいない夫婦の何気ない日常を描いたお話です。 特別な事件は起こりません。 ですが、ある意味非常に恐い物語だと思いました。 奥さんが何か企んでることは、行間からひしひしと伝わってくるからです。 でも奥さんの気持ち、わかる気がしました。 何か話しかけても、まともに返事が返ってこないダンナなんて、 一緒にいても面白くないですからね 結婚記念日ですら、奥さんが「今夜は何が食べたい?あなたの好きなもの 作るから。」と言ってくれたのに、特に返事もしませんから。 普通なら、「せっかくだから外に美味しいもの、食べに行こう!」と 言ってくれそうなのに。。。
奥さんは、パート先のお店で正社員にしてもらえるように働きかけたり、 アパート探してたり、あるいはちゃっかり新しい恋人までつくって、 ある日突然、ダンナに三行半つきつけるんじゃないでしょうか。
などと、勝手に想像してしまったのでした。
結婚して何年も経つ人が読むと、結構、感情移入してしまうと思います。
=====
長男の友達のお父さんは、DAIGOの物真似がしたいがために、 1万8千円もかけて、革の手袋を買ったそうです。
そういうノリ、好きだなぁと思いました
| |
|
7月24日(木)23:08 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理
|