ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



趣味

「あなたにありがとう。」

   松浦弥太郎(PHP文庫)

人付き合いにおいて、どんなことに気をつけたらいいのか、
あるいは普段から、どんなことを心がけたらいいのかが書いてる本です。
たまたま書店で目に付いて手にとった本だったのですが、
まるで今の私の欠点を熟知してる人が、直すべきところを挙げているような
内容でした。

例えば、「いくら相手のためを思って言うとしても、釘を刺す言葉は言っては
いけない。」とか
「気を利かせすぎると、おせっかいになる。」とか
「意見が対立しても相手を嫌いにならず、相手の話に耳をかたむける
余裕を持とう」とか
家族を守ることについて、信頼される人間になるには、などなど、
大切なことが沢山書かれていました。
特に、「身だしなみはきちんと。」は耳が痛かったです。
面倒くさがり屋なので、ろくに化粧もしないで出掛けたりしますから

でも松浦さんのおっしゃる通り、綺麗にしていること、というのは
人に不快感を与えない、ということにおいて重要ですからね。

そしてこの本の解説を書いてるスタイリストの轟木節子さんの言葉も
共感できて、何度もうなづいてしまいました。



1月26日(日)22:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「マイ・ブルー・ヘブン」

   小路幸也(集英社文庫)

「東京バンドワゴンシリーズ」第4作目にして、番外編。
このシリーズの語り手であるサチさんの、娘時代のお話です。
時は終戦直後。東京にて華族の娘である咲智子は、父親から、
ある重要な文書が入った箱を託されます。
それを狙う人々に誘拐されそうになったところを救い出したのが
古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家の長男の、勘一でした。
堀田家に出入りする個性の強い人達に守られ、敵に連れ去られた両親を
救い出すために奮闘しながら、咲智子と堀田家の人々は
絆を深めていくのでした。

この物語をひと言で言うならば、現在「東京バンドワゴン」の店主を務める勘一とサチの
出会いの物語なのですが、ふたりを取り巻く下町の義理人情がぎっしり詰まっていて、
ほのぼのとした気分で読むことができました。



1月23日(木)22:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「パンとスープとネコ日和」

   群ようこ(ハルキ文庫)

食堂を経営するシングルマザーに育てられたアキコは
母親に反発を感じ、食堂を手伝わずに出版社に勤めます。
けれども母親が突然病死してから、しばらくは閉めていたお店も
近所の商店街の人の助言もあり、一念発起して、母親とは趣向の違う
お店を開店させます。
「しまちゃん」という、体育会系の女の子に手伝ってもらいながら、
どうにかお店を切り盛りしていき、ネコの「たろくん」との出会いもあり、
お母さんの昔の知り合いで、アキコのお父さんのことを知っている、
という人が現れたり、泣いたり笑ったりの日々を描いた物語です。

群さんの、食堂を経営する小説、というと「かもめ食堂」が有名ですが
そのお話とは全然違って、これもまた楽しめる物語です。



1月11日(土)23:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「くじけないで」

   柴田トヨ(飛鳥新社)

200万部を超えたベストセラー詩集の文庫版が出ました。
第2詩集の「百歳」と未発表作品も同時収録されているというので
ありがたく読ませていただきました。
90歳を過ぎてから詩を書き始めたトヨさんの今まで生きてきた月日の重さと深さを
ひしひしと感じることのできる作品集です。

印象に残った言葉をいくつか載せてみます。

「九十八歳でも恋はするのよ
 夢だってみるの
 雲にだって乗りたいわ」

「やさしさのインフルエンザが
 流行しないかしら
 思いやりの症状が
 まんえんすればいい」

「人生に当たり外れなんてないのよ
 気持ち次第で 青い空が見えてくる
 風の声だって聞こえるわ
 さあ 笑顔を見せて」

これらの詩は、息子さんに相談しながら
ひとつひとつ、じっくり時間をかけて
言葉を選んで作っていったそうです。
最後の「笑顔を見せて」は息子さんへの言葉です。

トヨさんの、周りの人達に対するあふれる愛情が感じられる
心温まる詩集です。

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くじけそうです。

本日、数々の失敗をおかしてしまいました。
その最も大きな失敗が、お米を研ぐ時に、お米の量を
間違えたことです。
研いでる途中、量がやたら多いことに気付き、炊飯器に入りきらない分は
土鍋で炊くことにしました。

土鍋で御飯を炊くのは初めてなので、失敗も覚悟したのですが
思いがけず上手く炊けて、ほとんどコゲもつかず、美味しくいただきました。

数々の失敗を繰り返して、かなり落ち込みましたが、
最後に良いことがおきました。
結果オーライ、ということにしておきましょう。

明日から、くじけない!

てか、もう明日になってる!



11月25日(月)00:28 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

「小福歳時記」

   群ようこ(集英社文庫)

五十代で一人暮らしをしている群さんのエッセイです。
若い時とは違い、洋服や肌着の選び方まで違ってきているし、
老後を考えて貯金もしたいけど、実家のローンもあって、
思い通りになかなかお金も貯められない。
不安もたくさんあるけれど、それでも日々の小さな楽しみをみつけて
無理せず、肩の力を抜いて毎日を過ごしていこうとする群さんの考え方は
とても参考になりました。

群さんの小説やエッセイからは、暮らしのヒントをもらったり、
元気をもらうことが多いです。
特に、お金をかけずに楽しみをみつけることが上手なところが
素晴らしいと思います。

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昨日はポッキーの日でした。
ポッキーといえば、グリコですが、次男は今まで「グリカ」だと思っていたそうです。

今、英語の授業では筆記体をおしえてないそうで、筆記体で書かれた「o」は
「a」に似てます。
ですから「グリコ」を「グリカ」と読んでしまっても、仕方ないのかもしれません。

どうして筆記体はすたれてしまったのでしょうか。

自分の名前を筆記体で書いてみたら、次男に「かっこいい!でも読めない。」と
言われてしまいました。



11月12日(火)16:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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